アジア進出を検討している人にとって台湾は候補の1つに上がっていることでしょう。
沖縄からだとフライト時間はおおよそ1時間半(最短では55分)で行くことが出来る立地条件が良いですね。
そこで今回は台湾(アジア)進出を検討している方が気になる台湾のマーケットについてご紹介致します。
1.台湾の基礎情報
台湾の面積は36,197平方キロメートルで九州より若干小さいぐらいの大きさです。面積は小さいですが人口は倍近く台湾の方が多く、外資系企業の進出でも大きく差が開いています。
台湾行政院主計総処が2017年11月24日に発表した第3四半期の実質GDP成長率は前年同期比3.10%となっています。6期連続のプラス成長となり、10期ぶりに3%を超えました。
1人当たりの名目GDPも毎年のように上昇しています。
2.日本との関係
台湾は非常に親日として知られ、交流協会が行った世論調査ではもっとも好きな国として日本が56%を占め第1位に。2位の中国が6%という結果を見ても親日度合いが高いことがわかります。
参照:http://japan-indepth.jp/?p=29234
経済上の関係を見ても貿易相手国として台湾から見て輸出国4位、輸入国2位となり、日本から見ても輸出国4位、輸入国5位となり経済上の結びつきが強いことが伺えます。
3.台湾の主要産業
台湾の主要産業は情報・電子、化学品、鉄鋼金属、機械の製造業です。安い賃金という特性を活かし、製造業界は伸びてきました。
また、「1.台湾基礎情報」でも述べたように外資系企業の製造拠点としても人気です。選ばれる理由として安い賃金というコストメリットだけではなく、優秀な技術者が多いことや、技術漏えいのリスクが低い点も挙げられます。この点は海外進出を考えている方にとってもメリットになるのではないでしょうか。
4.台湾の賃金・給与事情
台湾では台湾ドルという通貨を使用しています。ニュー台湾ドル、新台湾ドル、台湾元とも呼ばれます。表記が違っても、すべて同じ意味になります。また中国の通貨の元とは違うので混合しないように気を付けてください。
ちなみに記事を執筆している2018年2月21日の台湾ドルは1台湾ドル=約4円でした。
賃金体系について海外建設・不動産データベースによると下記の通りです。
・ワーカー
基本給:1,010
年間負担総額:18,174・スタッフ
基本給:1,270
年間負担総額:22,211・エンジニア
基本給:1,281
年間負担総額:22,141※ワーカーは一般工職の正規雇用作業員で実務経験3年程度、スタッフは非製造業の正規雇用一般職で実務経験3年程度、エンジニアは正規雇用の中堅技術者で、専門学校/大卒以上かつ実務経験5年程度、1米ドル=33.270台湾元(通貨単位)
(海外建設・不動産データベース)
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/kokusai/kensetsu_database/taiwan/index.html
少し前になりますが台湾の賃金は低く、最低賃金が上がったというニュースとそれでも低いという声が多いというニュースが流れました。日本でも平均年収300万以下が増えているようですが台湾も賃金事情については同じようです。
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